夢乃タンゴ・園ひとみ(ゆめのたんご・そのひとみ)は、昭和期から平成期に活躍した、松竹芸能所属の男女漫才コンビ。1974年結成、2008年タンゴの病没により消滅。
芸風
浪曲漫才と、民謡を主体にした歌謡漫才。安来節(どじょうすくい踊り)、銭太鼓、浪曲替え歌など、古典をベースに練り上げられた舞台芸で固定客を掴んだが、テレビ・ラジオの演芸番組には殆ど出演しなかった。
メンバー
- 夢乃 タンゴ(ゆめの たんご、本名・奥野善彦、1927年3月20日 - 2008年3月1日)
:大阪府貝塚市出身。 『夢乃ダンゴ』との誤記が散見される。:東洋音楽学校声楽科を卒業後、1954年に笹山タンバとコンビを結成。初舞台は南街ミュージックホール。1956年に一旦解散。:1968年に西川ひかる(現:4代目西川サクラ)とのコンビで短期間活動した後、タンバと組み直したが、また解散。:1974年以降は園ひとみと組み、最も長続きした相方になった。:関西演芸協会の顧問を務めていた。
- 園 ひとみ(その ひとみ、本名・寺田徳恵、1948年2月9日 - )
:大阪府茨木市出身、大阪府立春日丘高等学校卒業。:浪曲出身で、カナリヤシスターズに参加後、ジョウサンズでは日吉川トキコを名乗る。:脱退後漫才に転向、1967年中田ゆきみと称し中田ダイマル・ラケット門下の中田みゆきと「みゆき・ゆきみ」のコンビ名で活動後、1974年に夢乃と組み34年活躍。