略歴
1934年9月26日、東京都目黒区にて生まれる。その後、ラジオ東京(現・TBS)の番組『素人寄席』に出演し、9回連続して名人となったことから、1957年、漫談家・牧野周一に入門。牧伸二の名前を襲名する。
1960年、文化放送『ウクレレ週刊誌』の司会者となり、ウクレレを奏でながら歌うボヤキ漫談「やんなっちゃった節」が大人気となり、お茶の間を沸かす。また喜劇映画・バラエティ番組などにも数々出演する。なお「やんなっちゃった節」はハワイアンソングの『タフア・フアイ』(先住民族が戦地に赴く際に演奏されたものが原型となっている)をアレンジしたものであり、牧自身も舞台で原曲を披露することがまれにある。
続く1963年、NET(現・テレビ朝日)の演芸番組『大正テレビ寄席』の司会に起用され、これも大人気となり、牧の出世作となる。大正テレビ寄席は以降・15年間続くテレビ朝日の長寿番組となった。またKBC(福岡県ローカル)の素人演芸会『マキシンの東芝ハレハレ555』の司会を勤めていた。
1965年には、第2回日本放送作家協会賞「大衆芸能賞」を受賞する。 1999年、東京演芸協会会長に就任。2003年、文化庁長官賞を受賞。東京における大衆演芸を代表する一人である。
同い年の坂上二郎、財津一郎、藤村俊二、大橋巨泉らと「昭和九年会」を開いている。
趣味は絵画(アクリル画)で、毎年個展を開催している。また女優・泉ピン子の師匠でもある。
サッカー浦和レッズ、小野伸二の「伸二」は、彼の母親が熱狂的な牧伸二ファンだったため付けられた。
顔が似ているという事で、タモリのボキャブラ天国のネタVTRで、槇原敬之のプロモーションビデオのパロディをやった事がある。
2008年、パラダイス山元初監督作品、「盆栽少女」に主役のユカの盆栽が趣味の「おじいちゃん」役で出演。2008.4.19〜4.25 神保町花月、渋谷ヨシモト∞ホール、ルミネtheよしもと他で公開。