松本ハウス(まつもと-)は、元大川興業所属のお笑いコンビ。ハウス加賀谷と松本キックの2人によって構成される。1991年に結成。タモリのボキャブラ天国などで活躍するが、加賀谷の病気療養を理由に1999年に解散。
メンバー
- ハウス加賀谷(はうす かがや)。東京都中野区出身、麻布高等学校中退。松本ハウスではボケ担当。
- 裕福な家庭に一人っ子として出生、各種の稽古事や東大受験に定評がある塾への通学歴がある“お坊ちゃま”だった。
- 中学進学以降、統合失調症を発症、のち悪化。高校へ進学したものの中退した。養護施設で生活していたことがあった。
- 芸名の由来は、大川興業のオーディションの際、「どこから来たの?」という質問に「ハウスです」と答えたことから。
- 破天荒な体を張ったギャグと、時おり見せる冷静な発言のギャップが売り。
- 持ちネタは独特のポーズを決めながら「か・が・や・で――――っす!!」
- 坊主頭に白いシャツと紫のスパッツが基本的な服装。
- パンク音楽に造詣が深かった。殺害塩化ビニールに所属し、密売KGYダビッドソンのヴォーカルだった。
- 1996年、東京地裁での麻原彰晃の初公判の日、様子見を兼ねてフラリと地裁前に現れたら、ワイドショーのリポーターから「信者の方ですか!?」と間違われ一斉にマスコミに取り囲まれた。
- 進め!電波少年の企画でサグラダ・ファミリアの一部工事に携わった事があった。なおスペイン語で「Caga ya(カガヤ)」は「ウンコしろ」を意味するため、現地の人から笑われた。
- 「進め!電波少年」では人助けのためドナー登録をしに行く企画があったが、登録資格に常備薬を使用していない方とあり、加賀谷は向精神薬を服用していたためにドナー登録ができないことを知り、人の役に立てない自分に落ち込んでかなり長い時間座り込んで動かなかった。
- 健康状態の悪化のため(統合失調症再発とも重篤な内臓疾患発症のためとも言われた)、活動休止を経て松本ハウス正式解散後、芸能界から完全に身を引いた。現在も療養第一の生活をしていると言われ、公の場に姿を見せていない。
- 松本キック(まつもと きっく、本名松本真一(まつもと・しんいち)、 1971年3月8日 - )。三重県上野市(現:伊賀市)出身。三重県立上野高等学校卒業、神奈川大学法学部中退。松本ハウスではツッコミ担当。解散後も大川興業の構成員として、またピン芸人として活動中。
- 相当の格闘技好きで、空手はかなりの腕前。かつてテレビ朝日で放送されていた格闘技バラエティ番組『リングの魂』では、プロ格闘家・佐藤ルミナから関節技でタップを奪い、顔色を変えさせたこともある。
- 2007年3月をもって役者に専念するため、大川興業を退社。
- 2007年1月11日(木)~1月14日(日)ハグレ_スタンダード 第一回公演「砂漠人魚と盗人王子」にて、主演。(2008年にDVD発売予定)