概要
日本を代表するお笑い芸人の中の一組。またデビューから四半世紀近く経った現在も、10~30歳代を中心に熱心なファンを多く獲得している。松本のシュールなネタと独特の間合いは、「ダウンタウン登場以降、漫才のスタイルがダウンタウンのコピーになってしまった」といわれるほど、以後のお笑い芸人(特に師匠を持たない世代の芸人層)に大きな影響を与えた。 上岡龍太郎をして「昔はボケもツッコミも観客から見下されていた。それがコント55号ではツッコミ(萩本欽一)が客よりも高い位置に行った。ツービートはボケ(ビートたけし)が客よりも高くなった。ダウンタウンは2人とも客よりも高い位置で芸をやっている。これからの漫才(≒コンビ芸)はどうなるんやろ」と言わしめている。 お笑い芸人(特に大阪)を劇的に増やしたのはこの2人の芸風が簡単に見えて誰でも出来そうに見えてしまっている事が影響している。デビュー当初から1990年代半ば(松本が坊主にする以前)までは、タレント、番組、スポーツ選手、等を名指しで痛烈に批判する事が多かったが、最近は遠まわしに時間をかけて悪いところなどを指摘している傾向にある。昔は漫才等において、松本は無表情で無口、浜田は大きな声で激しいツッコミをしていたが、1990年代半ばからは、浜田は昔ほどあまり声を荒げてツッコむことは少なくなり、むしろ松本のほうが自身の体験談などで(汗をかくほど)怒鳴る様子が見られてきた。しかしその一方、昔は松本の頭を叩くことは滅多に無かった浜田だが、最近ではガキのトークでは一回の放送で必ず一度は、松本の頭を叩く、尻を蹴る、膝蹴りをする、などの様子が見られる。
彼らは自己の世界観を共有するスタッフと番組制作を行うことが多く、ブレーン的位置にいる高須光聖や、ミュージシャンとしても活動する倉本美津留らの放送作家陣とは付き合いが長い。